2016年5月7日土曜日

アメリカの出来事③ ボストン編  (この団体さんは...。)

ボストンは日本で言えば京都のように歴史のある街です。
良い季節(私は秋がおすすめ)の町並みは、何とも風情があります。
観光名所も含め、見所には事欠きません。特にボストン美術館には、日本に残っていれば、国宝級日本美術の収蔵品も多く、絶対見逃せません。お勧めしますよー!
また海産物も豊富で、日本人旅行者も何ら不安なく、食事をする事が出来ると思います。
私もユニオン・オイスター・ハウスの牡蠣と、何と言ってもボストンクラムチャウダーは大好きです。
(日本人はどうしても日本の牡蠣の濃厚な味わいを期待して比較してしまうのですが、それをすること、ちょっとボケます。そこが狙いならカナダへ行きましょう!満足しますよ。)
以下は最近のこの店のアワード一覧て゛すが
2014   CONDÉ NAST Travelers — World's 10 Oldest Restaurants
2014   ACF (American Culinary Federation ) — Achievement of Excellence Award
2013   USA TODAY Readers Choice Awards — 10 Best Seafood Restaurants
2012   FORBES 10 Classic Great Restaurants in the World
2001   NRA (National Restaurant Association) — Restaurant of the Year
1820年代オープンで、店内はその当時と変わらず、アメリカの歴史みたいな店ですね。
店のあちこちに店のエピソードが....。ケネディー元大統領もありました。

ボストンは港湾都市でもあるので、海側からクルーズ船に乗り観光すると、また街のイメージが変わり面白いかもしれません。東京湾もそうですよねー。
このオイスターハウスから、フィシュマーケットを抜け、桟橋へ出ると、今でもランチやディナークルーズ船、また普通のクルーズ船も数多く出ているので、素敵な景色を楽しみながら、観光や食事をしてみてください。
っと言うことで、今日は、私がまだ少し若かった時に?そのランチクルーズに乗船したときの出来事を書いてみます。 
この時のランチクルーズはちょっと変わっていて『ミュージカルショー ランチクルーズ』とでも言ったら判ってもらえるでしょうか? そんなクルーズ船に乗ったのでした。
この当時は外国人観光客も少なく、アメリカ人の観光客が主。その中には退役軍人の20人ほどのおじいちゃんグループもいました。
係に席へ案内してもらい着席すると、隣の席はさっきの退役軍人グループ。
昔の思い出を結構熱く熱く語っています。 別に船なんかに乗らないでレストランで同期会でも開けばいいのにと思いつつも、大きな声で喋っている内容を聞いていると、なんだかだんだん私の居心地が悪くなって来ました。途中までパートナーと日本語で話していたのを、辞めたのですが、その理由というのが.......。
実はこのグループが話しているのは、彼らの若かりし日の戦争の思い出について。
そして確信の一言でそれがはっきりわかったのです。
現在はこんな形で....当時を展示


『パールハーバー』  ああやっぱりそうか....。日本奇襲の当日を語っているのです。それが判ってからの会話の中での『Jap!』も引っかかります。
私の世代は関係ないとは言え、どうしても気になって仕方がありません。一応私も日本人のはしくれですから.....。
でも今回は多勢に無勢。じいさんグループとは言え元軍人。そこで私は臨戦態勢ではなく、撤退する事にし、担当のウェイターに、事情を話して席を替えて貰いました。(やはり食事は美味しく食べたいですもんねー。) ジイチャンたちいつまでもお元気で。
そしていよいよランチ。
如何にクルーズランチと言っても、そこはそれアメリカ。ディナー以上のてんこ盛り状態。
昔からこんな感じでした。
そして私が注文したのはロブスタープレート。


シンプルにボイルしてある料理ですが、この時はロブスターの大きさに思わず!!日本の専門店のロブスターが栄養失調に見えてしまうほど。
流石に食事の後半戦はロブスターに飽きてきます。なんせ茹でたものをバターで食べるだけなんですから。  そろそろ飽きるぞーってな時に、いきなりミュージカルスタート!
そういえば接客していたウェイター・ウェイトレスがいない筈だ。彼らが出演者なのだから.......。
(この日の演目は、ブロートウェーミュージカルメドレー。それもいいとこ取り!うれしー!)
私のテーブル担当も歌っている。
さっきまで、ちょっとイケメンウェイターの兄ちゃんと思っていたら、そりゃもううまいというより、すごい! このレベルのショーを、ランチクルーズでやっちゃうなんて、うーん。
日本はまだだなー。アメリカショービズレベルの高さを肌で感じながら、すっかりロブスターの味を忘れてしまった旅になりました。
湾から桟橋を望む