2016年5月14日土曜日

フリートーク (機内食はお好き?)

飛行機旅行に限らず、やはり食べ物は旅の醍醐味ですよね!
特に機上では、格安航空会社の有料簡易ミールから長距離路線のファーストクラスのディナーまで、その航空会社の取り組み姿勢が反映されていて、美味しい、まずい!で一喜一憂。
やはり美味しいに越した事はありません。
よく昔から「食い物の恨みは」なんとかと言うくらいですから。


そんなエピソードいくつか、お話ししたいと思います。
日本の航空会社ではあまり見かけないと思うのですが、海外でよく年配の客室乗務員が勤務しています。
経験豊富というか、さすがと思うような事が多くあります。


≪アメリカ国内便≫
日本人から見れば、決して機内食が美味しいとは言えない感覚でちょっと残し気味.....。
(ふつうであれば記憶にも残らない味?になってしまうのですが)
それに気づいたおばあちゃん乗務員(自分でそう言ったので.....)


「あらー!どうしたのー? 具合悪いのー?」......手のひらをおでこに


「熱はないわね。」


「しっかり食べなきゃダメよー!」


「うちの孫なんかまだ10歳だけど、もっとたくさん食べるわー」


もう、しっかりこの〝おばあちゃん〟ペース。 おまけにピーナッツをごっそり持ってきて


「あなただけに特別よー!」


もうすっかり子供扱い。で自宅での感覚!
周りの乗客もにこにこしながらこのやり取りを注目。......はずかし.....。
この時私はすでに30代半ば。 
周りの乗客に注目されながらの食事の味は、良い意味で記憶に残っています。


≪国際便≫
自分もだんだん歳を重ねるにつれて、食べる事と、眠ることへのこだわりが強くなっています。
飛行機の中でも全く同じで、よく行き帰りの便で予め特別食(予約制)を頼んだりするんですが
エコノミーからファーストまで結構お値打ちがあります。
旅先の地のものは、現地で美味しいものをたくさん食べるとして、機内ではこんな感じなのですが、これが逆に食い物の恨みを買ってしまうことに.....。

座席に着くと、隣は『おばあちゃん』
日本人だと思った私は.......。
『こんにちはー』 でもこのおばあちゃんどういうわけか
『......................』   
きっと耳が遠いんだー。日本人なのか、東洋系なのか不明?
話が苦手でいや、という人もいるのでここは無難にスルーして。 でも結構リモコンをいじくったり、機内誌を読んでいるので、解ってんだなーって。

機内食の時間になり準備が始まる。

『ご朝食は何になさいますか?』 
予め配られたチョイスメニューがあるので、おばあちゃんがなんか指さししている。
結果このおばあちゃんが頼んだのは、定番の洋朝食。  だったのか、本当はもしかしたら別だったかもしれない。 一方私の方は....

『Special meelをご予約いただいておりますので、お持ちいたします。』



問題の松花堂弁当+別皿でメインが鰻のかば焼きが付く

同時に出てきたそれは......。差が一目瞭然というか、先に知っていればというか。
この後、このおばあちゃん、どういうわけか急に機嫌がめちゃ悪い状態。
 
雑誌をテーブルにペシッ!っと叩きつけたり、コップも静かに置けばいいのに、わざと.......。
乗務員もあれこれ気遣っているのだが、英語のためか、更にご立腹。もう打つ手が...

食い物の恨み以外に考えられませーん!。 怖わーいです。