ラスベガスの出来事 (恥ずかしい思い出)

以前のアメリカ、ロスアンゼルスのエピソードのあと、リサーチの仕事も終わり、ラスベガスで打ち上げというか、仕事を離れ、いよいよ待望のお遊びスケジュール。
当時はアメリカに行くことだけでも大変な事なのに、お疲れ様でラスベガスに行けるなんて、いい時代というかいい会社だったと思う。
昔のラスベガス

今のラスベガス




今のベガスは、街全体がテーマパークの様で、家族で行っても安心して遊べる位に整備されているけど、本当にここが砂漠の中❔と思えるほど様々な施設が出来、それも徹底している。
勿論ギャンブルの街である事には変わりがなく、それを楽しみに世界からゲストが訪れるのも昔から変わっていない。当然私たちグループも、はじめてのギャンブルをトライ。
カードをする者、スロットマシーンを回す者、其々が楽しんだりしたが、結果、ギャンブルに勝った者は無いという結果に。(そりゃそうだよねー!)




ひとしきりギャンブルを楽しんだ後、折角ラスベガスまで来たのだから、何かしらしたい、何かないかという話に......。


このあとの会話のえげつない部分は20代男グループなので勘弁して下さい。


『本場のポルノが見たいなー』 ......エッ マジかよー!


『ストリップは❔』  .......いいなー!それも悪くない!


『どこでやってるか、誰に聞くんだー❔』 .....ホテルの人に聞くのかー?


『そんな事、恥ずかしくて聞けないよー』 ........女性スタッフだったらなおさらだー!


『いや、映画の方が良いんじゃない.......そうそう!


『と゛こでやってる? また聞くのかー❔』 


『新聞の映画欄!!』 .....そうだ!その通り!


ってな具合で『しもネタ』オンパレード。 またその実現!?に向けての行動力は凄まじかった!
新聞を持って来たやつがいるかと思えば、地図を広げるやつも。


『どれだー?』


『R+なんとかを探せばー?』


そして私たちはついに、R+なんとかを英字新聞の映画欄に見つけ出すことが出来たのです! 
(その執念というか、何というか今考えるとアホ集団です。私もメンバーですけど.....。)
映画館の場所も2ブロック先だとわかり、地図をたずさえて、Let's GO! GO! ワクワクです。!


昼間半そででいられる位のポカポカ陽気に対して、もともと砂漠のラスベガスの夜は気温の低下がすごく激しい。 でも当時は、何で今日は寒いんだー!くらいにしか思っていなかった。
今でこそ、判っているものの、2ブロック先という油断もあって、結構な薄着で出掛けてしまった。  ひぇーっ!さぶーっ!状態。 だんだん耳も痛くなってきた。おまけに強風。(私たちが考えたブロックと、本当のブロックとの大きさの違いをこのとき初めて実感!)
 
『未だ着かないのー? 寒いよー!』
ってな調子。それでもやっとこさ目指していた映画館に到着! 
館内は暖かくてきもちがいい......。
チケットを買っていよいよ上映!(始まるぞー!)  
勿論字幕なんかある訳ないし、何を言っているのか訳判らず。(この時、真剣に英語を勉強しようと思った。........スピードラーニングが当時あればねー。)
それでもいつ『例の場面』が始まるのか見逃さないでいよう!と思いつつも昨日までの仕事疲れと館内の暖房のおかげで睡魔が襲ってくる!


一人寝、二人寝、......みんな寝てしまった!くーっ!誰も見ていない!っと言うことで、ハイ終了!


ロビーに出て見た筈の映画ポスターを改めて見ていると、確かにR指定........。   
でもこちょこちょって小さな文字で
『violence』  
バイオレンスでR指定ってこと? ただ寝に来ただけー?


日本ではテレビでさえも平気な部分が、アメリカでは規制対象になっていることを全く判っていなかったんです。
『誰ダー!映画館を見つけた奴はー』なんてことは誰も言いませんでした......。 アホですねー。


明日は帰国の日。仕様が無いのでまた来た道を歩いて帰るハメに。
更に寒く感じながら............。

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