モルディブの出来事②



飛行場の島(マーレ)への定期送迎は1週間に1回。だから次はチェックアウトの時までお迎えは来ません。  旅に出て寛ぐのが目的で出かける人も多いと思う。大小何千個か忘れてしまったけど、本当に南海の楽園。でも難解な楽園になろうとは....。 
そんなチェックインのトラブルもあったせいで、お昼ねタイムを奪われ、早く晩飯をたべて寝るしかないと思いその日は何時に寝たかも覚えていない有様....わかりますよねー。
でも、翌日は現地時間の7時に起きたことは覚えているんです!.....。だって起されたんですから。
『トントントン』 ドアの音です。 だれじゃ...こんな朝早く......(うちのパートナーもまだ寝ています。). ドアを開けてみると、昨日の例の子です。
『かぬまさーん ダイビングにいきませーん?』 この時私はすげーって思いましたね。
昨日のお礼、とかお詫びとか言うのであればまだしも、そんな言葉もなしにいきなり、朝の7時にカップルの部屋のドアを叩いて、その片割れをお誘いするなんて.....。私もハチャメチャだけど....
『悪いけど、私らダイビングに来たわけじゃないから.....』 ってお引取りいただいたんだけど、その日の朝食、確か10時近かったかなー。彼女がいなかったのでたぶんダイビングでも行ったのかなー位にしか思っていなかった。私はお気に入りの1冊を読むためにビーチでころころ。一方パートナーは島探検。(いつものように誰かとおしゃべりでもしてるんだろーと思っていた。) 少したって、パートナーが戻ってきた。
『今ね。オーストラリア人のホテルダイビングインストラクターと話してきたんだけど...』
『何を?』
『彼、すごい怒ってる。』
『あんた何か言ったの?』
『違う。例の女の子のことで.....』
『ダイビングツアーで彼女乗り込んできて出航したんだけど、別のゲストのボンベについているゲージを壊してしまって、その人が潜れなくなってしまったんですって-。インストラクターは船にとどまる様言ったけど言葉が通じないし、ゲストからは文句言われるし、さんざんだったみたい。』
『そんなこと言われても、おれ知らないもん!』ってな具合。たぶん日本人が......。って言われてんだろうなー。      この日はどういう訳か私の誕生日。私自身は全く忘れていたが、パートナーが小細工をしたのでよく覚えている。 ディナータイムのひと時、他愛もない会話、他にも日本人のカップルも見受けられる。みんな頑張ってこんな遠くまで来てるんだー。 あれあの子は? 隅っこの席で黙々と食べている。 やはり一人はさびしいかも....。
海外へ出かけると日本人を除いてよく食事が一通り終わった時に、飲み物を持っておしゃべりグループができてしまう。こんな事が起きるんです。海外旅行の醍醐味でもあるけど、日本人には慣れていないかも。 この日の誕生日はまさにグループというか、他の日本人のカップルもそれ以外の国籍の人も一塊になってしまった感じ。バースデーケーキが近づくまで、まさか自分と思っていなかった。あらー! みんながしてくれるハピバースデーの合唱を久々に感激してきいてました。
そんな時にパートナーが.....
『あの隅っこで食事している彼女、呼んであげたらー?可愛そうじゃない?』
『うん、そうしよう!呼んであげよう。』


『渋谷さん、私たちと一緒にどう?』


『いえ、私は結構です!』


その後の彼女については関わらないことにした。
無事に帰ったかも記憶にない。


今後の掲載予定は
エジプトの出来事 (JALパックさん ごめんなさい)
アメリカの出来事 (急がば回れ)
香港の出来事   (スター誕生)
の予定です。楽しみにしてください。




 

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