2016年4月26日火曜日

香港の出来事(スター誕生?)

それは中国返還を数年後に控えた香港での出来事でした。
『来週香港で能楽の公演があって、同時解説をする仕事でいってくるからねー。』
本来家にいる予定でいたけれど、パートナーからこんな話がありすぐ行動してしまう悪い癖が...。
香港で日本の能楽かー。香港の人達はどんな反応をするのかなー?見てみたいなー
っていうことで、早速行動。自分のフライトチケットとを先ず確保。宿泊先はJWマリオットという外資系のホテルを無事手配。5つ星のゆったりしたホテル。今まで結構香港は遊び歩いていたので、プールサイドでの読書ときめこんで出発するつもりでいた。
パートナーは仕事仲間とのフライト予約であったけど、わたしが話しをすると、1日2日早い一緒の日にフライトが変更出来るか聞いてみるということに。 でも私はキャセイ。パートナーはJAL。
10分差くらいのほぼ同時到着予定。
ホテルのリムジンも予約してあるので、飛行場で待っていればいいか位に考えていた。
そして先ず私が先に到着。入国を済ませ、フライト情報を確認すると...JALの到着予定が何と2時間もずれている!リムジンの運転手からも
『どうしましょう?』 そうだよねー。2時間も待ってられん! 行っちゃえー!っていうことで、ジャガーの12気筒に乗り込み先にホテルへ。 チェックイン後、シャワーを浴びてルームサービスで食事中、電話が入ってきた。 やっぱり怒ってる....。怖えーっ!
『なんで先に行くのー! 何で待ってないのー!』
っていってもねー。2時間待つなんて私には出来ましぇーン。タクシーでいらっしゃい。タクシーで。
私がリムジンを勝手に使ってしまった事が腹立たしいとの事。 
到着後は暫くうるさかったけど、なんとか無事に。でもいまだにその話を思い出すことが.......。
それでも数日後には、パートナーは仕事仲間の到着と同時に指定されたホテルへ移動。
今度のホテルの設備が何とかで とか文句を言っている。(そりゃそうてしょ!あんたは仕事で来てるんだからしょうがないでしょー。こっちは自費で来てるんだよー。自費で。自分のホテルにエクゼクティブラウンジが無いからってブーブー言ってんじゃないよー!)
特にリゾートでない高層ビル群の中にあるプールで、飲み物を飲みながらの読書三昧も格別!格別!。
ところで、私自身海外へ出向くときには必ずといっていい程、和服を持っていきます。何故かはこれからの別な機会でばらしますけど、この時も着物、羽織を着るために持参していました。
特に日本の伝統文化を代表するようなお能の公演、その演目も羽衣という、能を少しでも見たことがあれば知っているような代表演目て、それもこのブログで名前を出せないような方の....となれば、着物姿で出かけようという思いで持ってきていたのでした。 勿論パートナーのコネを使っての『特別招待客。VIP扱い。』ジーンズっていう訳には.......。


ところで着物を着ると、どうしても歩きにくいのが難点。そんなに長く歩いてられませーん。
公演会場まで2キロくらいのビミョーな距離だけど、香港ですから当然ムッとした暑さ。
そこでまたリムジンの予約を入れておいたのですが........。
当日、時間になってホテルのフロントから
『リムジンが到着しております。どうぞお越しください。』
ドアマンにドアを開けられると、そこに待っていたのは、なななんと!
あのずーっと長ーい長ーい白のリムジン。 白の手袋と帽子をかぶった運転手が車のドアを開けて待っています。今は日本でもよく見ますが、このときは........。
車にのってドライバーに
『こんなでかいのいらないのに.....』
『いま適当なリムジンが全て出払っていてこの車しかないんです。』って。  
まあこんな車に乗ることも早々ないので馬鹿でかいリムジンに揺られることごくわずかで会場の入り口へ到着。名前は忘れてしまったけど香港***芸術中心とか何とか。
入り口から10段ほど階段を上ると会場入り口になっているつくり。 
すでに会場の階段で入場待ちのお客さんが並んでいる。
運転手には車内で先にチップを渡すと、
『お迎えは何時でよろしいでしょうか?』とのことで、また来てくれるつもりでいる。チップ次第っていうことだったのねー。 
そして車のドアを開けてくれ、会場の『招待客専用入り口』へ向かうことに。
馬鹿でかいリムジンから和服姿の日本人男性が一人降りてきた。目立たないわけが無い!
『ああ着物ー!』『あの人誰ー?』『日本の俳優じゃないの?』いろんなことを脇で言っているのが聞こえる。 会場に入ると、知らない人からも話しかけられる。
そうかスターみたいに注目されるのはこんな感じなんだーって勝手に思いながらも会場の中へ。 中では香港在住のアメリカ人の友人と香港人の友人が、その様子を見ていたらしい。




『久しぶりー!着物がいいねー!流石だよー!』




なんだ着物だけかいっ!