レストランの出来事 (アメリカ ロス編)
私自身、アメリカには何度も行っているが、そのきっかけになったのが、若い時に勤めていたある外食チェーン。その会社のおかげで、アメリカに行くことができたのですが.....。 その当時、マネージャークラス以上は必ずアメリカ西海岸に食べ歩き研修があり、参加させられ、ありとあらゆるものを食べてこなければならず、内容は.....。 ハンバーガーショップやフィッシュアンドチップス、タコベルのようなファストフード。 デニーズ、ビッグボーイのようなコーヒーショップレストラン、 またその当時すでに有名どころとして知られていたローストビーフのロウリーズといったディナータイプのレストランも含まれていた。 デニーズもビッグボーイもアメリカ西海岸発祥です。 大体一日のノルマは午前午後昼間の部として、 ハンバーガーショップ5件以上 コーヒーショップ系 2件程度 ディナーレストラン 1件 この内容が毎日のように続く研修メニュー。そしてレポート提出。お遊びでなく、かなりハードワークな研修だった記憶がある。 一日目、食べすぎでぶっ倒れる者が....。 こんだけの件数を消化するのに、若さに任せて、けっこうまともに食べるのだから、たまらない。 しまいには胃薬を飲み飲み食べる者まででる始末。 二日目からは要領がわかり、ふた口程度にとどめ、次の商品へ。 そんな状況でも流石に連日は拷問の域。 仕事なんだからと言い聞かせながら、食べるもその夜私自身も思わずダウン。 でも食べすぎではなく、初めてのアメリカでの緊張が一気に解けた感じで天井が回り始め何と扁桃腺が腫れ高熱でダウン。 翌日は一人ホテルでお留守番を仰せつかる事が出来たので、正直嬉しかった。 でも医者にいく事をせず、バファリンを飲み、奨められたリステリン(このときはじめてバファリンとリステリンという名前に出会う。何てまずいうがい薬なんだ!アメリカ人の味覚は絶対おかしい!)で一時間毎にうがいをして過ごしたおかげで、たった一日で熱も下がってしまう。(しょうがない!あと二日の辛抱だーっ!) そしていよいよ最終日のディナー。 今、赤坂にもロウリーズがあるので知っている人もいるとは思うけど、30年以上前からロスでは、ディナー(プライムリブ・ローストビーフ)レストランとして知られていた。勿論ディナータイプのレストラン...