タイの出来事 (正しい警察の捕まり方?)



それはいつものようにホテルで朝飯を済ませ、いつもの新聞屋さんに日本語新聞「読売」を買いに行った時のことでした。
おばちゃんに「ポップンカー! また明日ねー!」
って別れ、ノーヘルで表通りを60キロくらいで走ってたのですが、(実際の制限速度は何キロなのかは不明。少なくてもノーヘルはダメかなー程度) ビューんといい調子のところで、黒服の警官に****ピピーッ!  ぶっちぎるにはお粗末な原チャなので、ここは大人しく停車。

「免許証を見せなさい」 (実際に彼が言った言葉は  ライセンス ライセンス)
外国人とわかっている。


「ホテルに忘れてきちゃったの ごめんなさい!」
っていうが早いか、(ちゃんとごめんなさいしてるのに)すでに反則切符を切り始めている........。

「名前は」

「Mitsuo Kakinuma」

「はあー?」

「Mitsuo Kakinuma」

「....Mi.....Mi..?」(み み じゃねーよ みつおだよ)

「Yes I'm Mitch」
「ああ みっち ね。 罰金400バーツ!」(タイ語でみっちと書いてあるらしい。)

どうも みつお という名前はどこの国へ行っても発音が難しいらしい。いつもそうだ。
ありがたくもなんともない納付書をもらうと今度は

「はい 鍵預かるから.....」「えっ!」
っていうわけでカギを渡すことに。 っということは私が納付終わるまでこの警官は待ってるつもり?

「どこでお金を納めればいいの?」

「警察署。ここまっすぐ200メートル行って 左にあるよ」ってな具合。
200メートルしょうがないので歩くことに。 でもなかなかないので、途中聞いてみると、

「ああ、この通りでなくて、海沿いの道。ヒルトンホテルの隣だよ」って。
結構いい加減なこと言いやがって.......。

目指す警察はすぐ見つかったので、

「反則金の納付窓口はどこです?」

「○○の番号だよ」

「お願いします。これ。」(30くらいの女のひとが係だった)

「はい。罰金400バーツです。 あなたのなまえは?」

「みっちです。」

「お歳は?」

「........1954年うまれ!(^▽^)」
「(◎_◎)」(しばらく人の顔をじーっとみてる)

いきなり「ありがと」 日本語で返してきた。 コメディーか?

納付証明をもらってもとの場所へ戻ってみると、なっなんと警官がいないではないか!

えーっ!って思っていると一人の沿道に直に座っている普通の男を、10人くらいの男が囲んで、何やらギャーギャーやっている。どう見てもこの男、警察関係とは絶対見えない普通のおっさん。
インド人、西欧人、タイ人ごちゃまぜ状態で取り囲んでいる。

覗いてみると、違反者のカギの交換受け渡しをしているのが分かった。
さっきもらった納付書と、どうも交換らしい。 
待っている間に若い10代のお兄ちゃんの納付書を見たら、この子の罰金は200バーツ。
同じ免許不携帯。 (現地人価格か~?) 私が400バーツというとびっくりしていた。(きっと外人用?)

まあ、今度からは捕まらないぞー!
それにしても南国らしい警察対応でした。


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